Exhibitions
SASKIA FERNANDO GALLERY
Jul 23 - Aug 20, 2021
BLINDS Hope, 2021 Acrylic on Canvas, 92 x 153 cm
All images courtesy of SASKIA FERNANDO GALLERY
1960年生まれのアーティストであり、活動家のチャンドラグプタ・テヌワラ(Chandraguptha Thenuwara)は、7月23日(金)に Saskia Fernando Gallery にて「黒い7月」に因んだ24回目の展覧会を実施する。「BLINDS」と題された今年の展覧会では、モノクロの絵の具の線が重ね合わされ、スリランカの政治的環境の中で作家が観察している「見ること」と「見ないこと」を同時に体験することを再現している。
BLINDS PASS COUP, 2021 Mixed Media on Aluminium, 153 x 275 cm
BLINDS This Is Not A Pollock, 2021 Mixed Media on Aluminium, 92 x 153 cm
恒例の通り、テヌワラは過去の展覧会のモチーフに戻り、昨年の政治的な出来事と関連した物語を拾いあげる。ある作品では、2013年の展覧会で首を切られた状態で登場した正義の女神テミスが、目隠しをされ、剣と天秤を持って床に寂しげに座っている。もう一つの作品は、鮮やかな色のディスプレイを模したもので、その光は、キャンバスを埋め尽くす黒と金の帯によってさらに見えにくくなっている。テヌワラは、ブラインドのモチーフにすることにより、島の支配者たちが曖昧にしている透明性と不透明性の境界を示している。また、アルミを使った作品は、24年目を迎えた今もなお、テヌワラ氏のクリエイターとしての存在感を示す作品となっている。
BLINDS Goldsquare, 2021 Acrylic on Canvas, 90 x 90 cm
BLINDS Lamenting Themis, 2021 Acrylic on Canvas, 90 x 90 cm
BLINDS Pandol, 2021 Acrylic on Canvas, 70 x 90 cm
BLINDS Ruwanweli, 2021 Acrylic on Canvas, 70 x 90 cm
Ruwanwali, 2021 Ink on Paper, 21 x 30 cm
Lion Dragon I1, 2021 Ink on Paper, 21 x 30 cm
Lion Dragon IV, 2021 Ink on Paper, 21 x 30 cm