Exhibitions
S.A.C. Subhashok The Arts Centre
Oct 10 - Nov 22, 2020

All images courtesy of S.A.C. Subhashok The Arts Centre
壊れたものを直すことは不可能でも、修復するという行為は、その小さな破片をつなぎ合わせるために必要な物質を加えて何かの機能を回復させる、という意志を表します。何かを修理することは、新しい物を作るのと同等またはそれ以上の時間、技術、労力が必要です。何かを修復するということは、残された跡や印が受け入れられるということも意味しています。
Sumanatsya Voharn は、デザインの前に機能を大切に考えるプロダクトデザイナーです。Sumanatsya は漆器と、陶磁器修復技術である日本の有名な金継ぎにも関心を持っています。このことは Sumanatsya を新しい意識領域に到達させ、他のどんな方法よりも難しい、修復の過程から出現するものを創造する、という発見につながりました。彼女は二つ(またはそれ以上)の異なる素材と修復技術を使って、人生、精神、存在の物語を明らかにします。
展覧会「Rak: an assemble collective」は Sumanatsya Voharn の個展です。Sumanatsya は修復という定義を、並置の芸術へと変えます。鑑賞者はそれぞれの破片とその歴史の物語を、その痕跡と同じ様に見つけ出すことができます。その作品はまるでその旅が、障害や経験、教訓や始まりに満ちた私たちの人生の過程を表しているように語りかけます。私たちがどれだけたくさん私たちの心を修復したとしても、それは完全に近づいていくのです。
Sumanatsya Voharn
Sumanatsya Voharn はプロダクトデザイナーであり、チェンマイ大学美術学部のデザイン科講師。Sumanatsya は地域手工芸と、同様に残り物の素材やスクラップの価値にも強い関心を持っています。彼女は、デザインは生産・消費行動の両者に強い影響を与えるということに気づきました。私たちが何かを生産するとき、私たちは気づかずに何か他のものを破壊しているかもしれないのです。Sumanatsya は定期的にチェンマイ中の多くの地元工芸職人と仕事をしています。シラパコーン大学での博士課程中、Sumanatsya は東南アジアでの漆器に関する詳細な研究とその発展を掲げる Asian Lacquer Craft Exchange Program に参加したことで、漆器をテーマに仕事をすることを決心しました。Sumanatsya はまた、アメリカ、ヨーロッパ、またアジアの多くの国々に招かれ、研究発表、デザイン製品の展示、ワークショップを開催しました。日立財団より助成を受け、宇都宮大学・松島さくら子教授より日本の漆器技術「乾漆」「金継ぎ」を学び、このことが Sumanatsya の「Rak: an assemble collective」展制作の原動力となりました。