COLLECTIONS
Plant, 2023, Broken tempered glass, tier, metal 50 × 70 × 140 cm
The Image courtesy of the artist
キムスレンが強化ガラスの種類と機能に興味を持ったのは、強化ガラスが耐候性バリアや構造物の内部を露出させる透明層として使用されるからです。ただ、どんなに丈夫なガラスでも、ある圧力レベルに達すると、多くの小さな破片に砕け散ってしまいます。アーティストにとって、これは精神衛生上と何ら変わりなく、ある程度までしか耐えることができません。アーティストは、その瓦礫を、ボール、キューブ、アーチ、グラウンドなど、さまざまな形にしていき、釘、鉄棒、タイヤ、教科書など、他の素材と会話をしながら、元に戻していきました。そうすることで、強さと脆さが同居する、壊れたものから再び新しい生命へと還元していきます。この小さなガラスの破片を組み立てることで、アーティストは、プノンペンの急速な発展と頻繁な変化の心理をとらえ、回復の道筋を思考します。
レン・キムスレン/ Leng Kimsreang（1997年プノンペン生まれ）は、王立芸術大学にてインテリアデザインを専攻しました。また、Sa Sa Art Projects でコンテンポラリーアートのクラスを受講した。通常、コラージュや彫刻を用い、社会、文化、都市心理の現実についてコメントすることが多い。グループ展に、Message in Mind, Photo Phnom Penh Festival 2019, Tortim Art Gallery, Phnom Penh、Breath (2020) Sa Sa Art Projects, Phnom Penh、Festival d'Art Sacre de Compiegne (2021), Compiègne, France、Sa Sa Fundraising Auction & Exhibition (2020) & (2022) があります。
