COLLECTIONS

Popil

Cambodia

©︎Khvay Samnang, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

Khvay Samnang

Two-channel HD video, color, sound, 21’59” looped
1/5 + 2AP
2018

カンボジアで最も重要な若手アーティストの一人であるクゥワイ・サムナン(B.1982)は、写真、ビデオ、インスタレーション、彫刻、そしてパフォーマンスなど様々なアプローチによって、歴史、文化、様々な事象についての新たな視点、解釈を探求しています。主にカンボジアという特定の文脈におけるテーマをとりあげますが、彼の作品は往々にして普遍的なものも映し出します。土地にまつわる流動性、歴史性、継続する社会的・政治的な問題に彼は興味をもってきました。

「何かについて学びたければ、十分に時間を費やし、そして本当に楽しまなければならない」。そう話すクゥワイの作品はユーモアに満ちたものが多く、一見滑稽な行為のように思えるパフォーマンスの中に、何層も意味や象徴性、問題提起をもたせるのがクゥワイの作品の特徴といえます。

「Popil」は、ハウス・デア・クンストでの個展(2018年、ミュンヘン・ドイツ)に際し制作された、立体作品、写真、ビデオから成るシリーズです。 作品には、漁で使用する蔓で編まれた龍のマスクが象徴的に表われ、それを被ったクメール舞踊の踊り手が二人登場します。それぞれが中国とカンボジアを表しており、二匹の龍は愛し合い、時には対立しながら華麗に舞い踊ります。クメール舞踊を特徴付ける円を描くような動きは大河の流れを模していますが、そこには複雑に絡み合う両国の関係性が透けて見えるようです。

小山登美夫ギャラリー ウェブサイトより
http://tomiokoyamagallery.com/artists/khvaysamnang/

Editor: Aura Contemporary Art Foundation