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1001番目の島 – 群島の中で最も持続可能な島 / 1001st Island – The Most Sustainable Island in Archipelago

Edition 5/5+AP

Indonesia
ティータ サリナ / Tita Salina

Year: 2015, Location: Jakarta, Indonesia, Duration: 14 mins 11 secs, Medium: performance, installation, intervention, Video, Edition:5/5
All images courtesy of the artist

巨大な防波堤は、ジャカルタの都市部の洪水に対する政府の解決手段であり、それは新しい住宅地を開くことにもなった。この計画は「再生」された土地から作られた17の人工島を統合し、17,000以上ある世界最大の群島の一つに加えられることになった。多くの人々は、このプロジェクトが都市の問題を本当に解決するのか疑問に感じているはずだ。ジャカルタは、いまだにゴミ処理や汚染された水資源に悩まされている。
 
アーティストは、防波堤プロジェクトの影響をまもなく受けることになるムアラ・アングケにおける地元の漁師たちと一緒に、海ゴミやプラスチックのゴミを集め、それを別の種類の人工島に変貌させる。
 
スマトラ島やボルネオ島で熱帯雨林が消失したことにより、ジャカルタを有毒な煙塵が覆っていた。アーティストと漁師が借りた船の助けを借り、その人工島は、埋め立てられた島々とサウザンド諸島(セリブ諸島、ジャカルタ沿岸の北に位置する110の島々の総称)の間に浮かべられた。諸島の中で「最も持続可能な島」であるこの作品は、埋め立ての問題と、海を窒息させ、地元の伝統的な漁師の将来の生活を脅かすゴミの問題に懸念を示している。
 
このプロジェクトは発展し、さまざまな場所に持ち込まれている。常に海面の上昇が生じており、都市や地域が水の中に消えてしまうかもしれない脅威を感じることができるだろう。

文責: Aura Contemporary Art Foundation / アウラ現代藝術振興財団