Exhibitions

写真家 Manit Sriwanichpoom による展覧会「 Looking at the Forest 」− Kathmandu Photo Gallery

Thai

Kathmandu Photo Gallery

Nov 03 - Dec 26, 2020

All images by Courtesy of Kathmandu Photo Gallery

コンクリートジャングルの中での生活は、人々から森との生来のつながりを奪います。Manit Sriwanichpoom は「 Looking at the Forest 」で、自然との距離1メートルに焦点を固定し、絞りを全開にしてぼやけた夢のような写真を記録することで、自然との距離を縮めていく中で感じる静かな恐怖を伝えようとしています。写真家が何を見ているのかは不明ですが、森のオーラの中に漂い、形のない、言葉では言い表せない不可解で謎に満ちた状態で、美しさと静寂に包まれています。風景も素敵な景色もありません。写真家は何を見ているのか?私たちに何を見て欲しいのでしょうか?

Manit 「森の中に入り、他の何かものを感じることができるとき、その感覚を捉えたい。それは木だけではありません。それは、その次元でのAURA、すなわち言葉では言い表せない光と影の抽象的な何かが、不気味で理解できないものを呼び起こした霊的な体験なのです。」

フォト・アーティストの Manit Sriwanichpoom は、30年以上にわたりタイ現代美術作品を制作・発表してきました。彼の作品はタイ国内外で広く紹介されており、多くの世界の主要美術館や民間コレクションの一部となっています。
「 Looking at the Forest 」は、2009年から2014年にかけて、タイ北部から韓国、日本、オーストラリア、フランス、スペインまで、数多くの森を訪れた際に制作されました。

アーティスト・プロフィール:

Manit Sriwanichpoom(1961生まれ)は、タイ有数の写真アーティストであり、Kasseler Kunstverein(ドイツ、2018)、Saatchi Gallery(ロンドン、2015)、RAY Fotografieprojekte(フランクフルト、2012)、Centre Pompidou(パリ、2010)、Asia Pacific Triennial(オーストラリア、2009)、Photoquai(パリ、2007)、Gwangju Biennale(韓国、2006)、Venice Biennale(2003)をはじめ世界中の美術界でよく知られています。その作品は、Maison Europeenne de la Photographie (パリ)、DZ銀行(ドイツ)、Asian Art Museum of San Francisco(アメリカ)、Smith College Museum of Art(アメリカ)、福岡アジア美術館(日本)、Queensland Art Gallery(オーストラリア)、オーストラリア国立美術館、National Gallery Singapore、シンガポール美術館といった重要な美術館や、著名民間コレクターによってコレクションされています。2007年には日本の東川賞・海外作家賞を受賞、2014年にはフランス文化省から Chevalier des Arts et Lettres を受賞しています。

Information

'Looking at the Forest' : A photographic exhibition by Manit Sriwanichpoom

開催期間
2020年11月3日〜12月26日
会 場
Kathmandu Photo Gallery
87 Pan road (near Indian Temple), Silom, Bangkok 10500
電 話
02-234-6700
営業時間
11 AM 〜 6 PM 休館:日曜・月曜
URL
http://www.kathmanduphotobkk.com

文責: Aura Contemporary Art Foundation / アウラ現代藝術振興財団