ARTISTS

コー・ソー(Ko So)/ アーティスト インタビュー – 呼吸の抽象化

Myanmar
Ko So

All images courtesy of the artist

Curated, Edited, Translated and Design by SOCA (School of Contemporary Art Project) in collaboration with AURA Contemporary Art Foundation Aung Myat Htay, Yuto Yabumoto (AURA).

コー・ソー / Ko So(パフォーマンスアーティスト)

2000年にアートスクールを卒業した後、アートの世界をより深く知るためにヤンゴンにとどまることになりました。私は、パフォーマンス・アートだけが得意なわけではありません。どちらかというとインスタレーションのほうが好きです。私はこのパフォーマンスを、私自身(身体)をある環境に「設置する」ことだと考えています。絵画では、ミクストメディアが好きです。その一方で、2010年には環境保護活動を始めました。それ以来、環境に関連するものにもっと興味を持つようになり、リサイクル製品を使うようになりました。今回のパフォーマンスでは、袋をいくつか並べて、その中に種を入れました。背中にあるリサイクルガラスの棒に水を入れ、ポンプを付けて酸素の泡が出るようにしたのです。口の中には、マスクの下に短いハーモニカが入っています。私は呼吸に合わせて短い音符を吹き続けました。私が種を置いたのは、最近、農家が地元の種ではなく輸入品の種を多く使い、産業の拡大が森林破壊を引き起こしているという問題を強調するためです。

  • Ko So

コー・ソーは、シャン州を舞台に活躍するパフォーマンス・アーティストであり、環境保護にも強い関心を有している。2005 年からミャンマー国内や国際的なアート活動に参加し、現在は2018 年と2019 年にヤンゴンで開催された New Zero Artspace 主催の国際的なパフォーマンスアートイベントに参加している。また、内戦や武装勢力間の紛争に対抗するため、シャン州の民族のアートコミュニティに関与し、文化芸術の意義を伝える活動を行っている。

WORKS


文責: Aura Contemporary Art Foundation / アウラ現代藝術振興財団