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ピャエ・フィョ・タットニョ(Pyae Phyo Thant Nyo)/ アーティスト インタビュー – 呼吸の抽象化

Myanmar
Pyae Phyo Thant Nyo

All images courtesy of the artist

Curated, Edited, Translated and Design by SOCA (School of Contemporary Art Project) in collaboration with AURA Contemporary Art Foundation Aung Myat Htay, Yuto Yabumoto (AURA).

ピャエ・フィョ・タットニョ/ Pyae Phyo Thant Nyo(学際的アーティスト)

私の名前はPyae Phyo Thant Nyoです。現在、写真学科の最終学年に在籍しています。私が芸術について思うことは、3年目になった今は、1年生の時とは全く違うと思います。以前は、「いい写真をたくさん撮りたい」という理由で写真を勉強していただけでした。現代美術は知っていましたが、それほど洞察力があるわけではなく、批判的でもありませんでした。今では、自分の作品は現代社会を反映していると思うし、批判的でもあります。表現手段は私にとってあまり重要ではありません。アジア人であること、遠いところから勉強しに来たこと、心の葛藤。私はそのどれも忘れていません。この作品は、ファッション業界についてです。例えば、シャネル、グッチ、コムデギャルソンなどは、毎年ファッションシリーズを発表しています。これらは決して売り切れることはありません。売れ残った商品を保管したり、寄付したりしない。つまり、非常に汚染されているのです。この不条理さを指摘するために、私はこれらの製品を燃やし、その灰を身につけました。これは日本の舞踏をベースにしたパフォーマンスで、燃やした服の灰を体につけて色をつけるというものです。つまり、興味深い人工物や素材がたくさんあり、それらを使ってさまざまな可能性を探ることに興味があるのです。

  • Pyae Phyo Thant Nyo

ロンドンとヤンゴンを拠点に活動するアーティスト、Pyae Phyo Thant Nyo は、自己探求とスピリチュアリティに関心を持っている。彼の芸術活動は、写真、ビデオ、絵画、彫刻、インスタレーションの間を行き来し、詩的で瞑想的な思想を提示しているが特徴である。現在、ロンドンの美術大学に在籍しており、ヤンゴンを拠点とするアート集団 BOUHINGA の一員である。時間、記憶、人間や自然等に関心を持ち、日々、作品制作を進めている。
(出典:Myanm/art Facebook ページ)

WORKS


文責: Aura Contemporary Art Foundation / アウラ現代藝術振興財団